ホームページ制作を始めるとき、意外と悩むのが「ドメイン名を何にするか」です。
ドメインとは、
「example.com」
「example.co.jp」
など、ホームページのURLになる部分です。
ホームページのデザインは後から変更できますし、ページを追加することもできます。
しかしドメインは、一度決めたらできるだけ長く使い続けたいものです。
さらにドメインはホームページだけでなく、
- メールアドレス
- 名刺
- 会社案内
- パンフレット
- 看板
- Web広告
など、さまざまな場所で使用します。
そのため、「空いているものを適当に取ればいい」ではなく、会社の名前の一つを決めるくらいの感覚で考えることをおすすめします。
1. 会社のホームページなら会社名を基本にドメインを考える
企業ホームページであれば、基本的には会社名・店舗名・ブランド名をもとにドメインを考えます。
例えば「ABC株式会社」であれば、
- abc.co.jp
- abc.jp
- abc.com
- abc.net
などが分かりやすい候補です。
URLを見たときに、
「この会社の公式ホームページだな」
と分かることが大切です。
SEOを意識するあまり、会社名とはまったく関係のないキーワードだけでドメインを作るよりも、まずは会社との結びつきを優先した方がよいでしょう。
2. 日本語の会社名はドメインをどう決める?
日本企業の場合、
「株式会社〇〇建設」
「〇〇工業株式会社」
「有限会社〇〇製作所」
のように、日本語の会社名がほとんどです。
その場合は、主に次の3つから考えると分かりやすくなります。
会社名をローマ字にする
例えば「群馬工業株式会社」であれば、
- gunmakogyo.co.jp
- gunma-kogyo.jp
- gunma-kogyo.com
などです。
会社名との関係が分かりやすく、日本企業では使いやすい方法です。
普段使っている英語表記を使う
会社のロゴや名刺、会社案内などですでに英語表記を使用している場合は、その名称をドメインにする方法もあります。
すでに社内外で定着している名称であれば、ドメインとの統一感も出しやすくなります。
長い場合は略称を使う
会社名をそのままローマ字にすると非常に長くなる場合は、略称を使う方法もあります。
例えば「群馬総合ビジネスコンサルティング」という会社で、普段から「GSBC」という略称を使用しているのであれば、
gsbc.co.jp
のようなドメインも候補になります。
正式名称をすべて入れることより、会社との関連性があり、覚えやすく、使いやすいことの方が重要です。
3. 「株式会社」「有限会社」までドメインに入れなくていい
会社名が「株式会社〇〇」だからといって、
kabushikigaisha-○○.com
のようにする必要はありません。
「株式会社」「有限会社」といった法人格は基本的に省いて、会社固有の名称を中心に考えれば問題ありません。
ドメインは正式な会社名を一文字残らず再現する場所ではありません。
4. ドメイン名はできるだけ短く・覚えやすくする
ドメインは、基本的には短い方が使いやすくなります。
長すぎるドメインには、
- 覚えにくい
- 入力しにくい
- 入力ミスが起こりやすい
- 電話で伝えにくい
- メールアドレスまで長くなる
といったデメリットがあります。
特に忘れがちなのがメールアドレスです。
例えばドメインが、
gunma-sogo-business-consulting.co.jp
だった場合、メールアドレスも、
info@gunma-sogo-business-consulting.co.jp
のように長くなります。
毎日のように使用することを考えると、できるだけシンプルな方が便利です。
5. 口頭でも伝えやすいドメインにする
ドメインは画面で見るだけではありません。
電話などで、
「ホームページは〇〇ドットジェーピーです」
と伝えることもあります。
そのときに、
「Lですか?Rですか?」
「数字の1ですか?英字のIですか?」
「ハイフンは入りますか?」
と何度も説明が必要になるドメインは少し不便です。
候補が決まったら、実際に声に出して他の人へ伝えやすいかを確認してみるのもおすすめです。
6. ドメインにハイフン「-」を使っても大丈夫?
希望する文字列がすでに取得されている場合などに、
abc-company.jp
のようにハイフンを使用することがあります。
ハイフンを使うこと自体には問題ありません。
ただし、
abc-company-gunma-service.jp
のように何個も入れると、長くなり、入力もしにくくなります。
ハイフンを使うのであれば、必要最低限にすることをおすすめします。
7. SEO目的でドメインにキーワードを詰め込まない
ホームページ制作の際に、
「SEOを考えたら、地域名やサービス名をドメインに入れた方がいいですか?」
と聞かれることがあります。
例えば群馬県で住宅リフォームをしているからといって、
gunma-home-reform-○○.com
のようなドメインにしなければSEOで上位表示できない、ということではありません。
検索順位はドメイン名だけで決まるものではありません。
ホームページの内容、専門性、情報量、ページ構成、継続的な情報発信など、さまざまな要素が関係します。
そのため、SEOだけを考えて不自然にキーワードを詰め込むより、会社名やブランド名を基本に、長期間使えるドメインを選ぶ方がおすすめです。
8. 日本語ドメインは会社のホームページにおすすめ?
実は、
「群馬工業.jp」
のように日本語を使ったドメインも存在します。
日本語なので分かりやすいというメリットはありますが、企業ホームページでは、URLの共有やメールアドレス、各種サービスへの登録など、日常的な運用まで考える必要があります。
そのため、特別な理由がなければ、会社名を分かりやすい英数字にしたドメインの方が扱いやすいでしょう。
9. 「.co.jp」「.jp」「.com」「.net」はどれを選ぶ?
ドメイン名だけでなく、最後についている文字も選ぶ必要があります。
企業ホームページでよく使われる代表的なものが、
- .co.jp
- .jp
- .com
- .net
です。
.co.jp
日本国内で登記されている会社などが取得できるドメインです。
取得条件があるため、日本企業の公式ホームページであることを示しやすいのが特徴です。
.jp
日本を表すドメインです。
短く分かりやすく、企業・店舗・サービスなど幅広いホームページで使用されています。
.com
世界的に広く使われているドメインです。
知名度が高く覚えやすいため、企業ホームページでも一般的に使用できます。
.net
.comと同様に昔から広く使用されているドメインです。
「.netだからインターネット関連企業しか使えない」ということはなく、一般企業が使用しても問題ありません。
どれか一つだけが絶対的な正解というわけではありません。
会社の種類、希望する文字列の空き状況、現在使用している名称などを考えて選びましょう。
10. 今だけでなく5年後・10年後も使えるドメインを考える
ドメイン名を決めるときに重要なのが将来性です。
例えば現在は特定の地域だけで営業しているからといって、その地域名を強く入れたドメインにすると、将来営業エリアを広げたときに違和感が出る可能性があります。
同様に、現在の主力商品だけをドメイン名にしてしまうと、新しい事業を始めたときにホームページ全体と合わなくなることがあります。
ドメイン変更は、単にURLを書き換えれば終わりではありません。
ホームページ、メールアドレス、名刺、パンフレット、広告など、さまざまなものに影響します。
だからこそ、
「今の会社に合っているか」だけでなく、「5年後・10年後でも違和感なく使えるか」
まで考えて決めることが大切です。
11. 希望するドメインが空いていたら早めに検討する
ドメインは、基本的に同じものを複数の会社が取得することはできません。
希望するドメインが現在空いていても、後から他の人や企業に取得されてしまう可能性があります。
特に、
- 短い名称
- 一般的な英単語
- 短いアルファベット
- よくある会社名・ブランド名
などは、希望するドメインがすでに取得されていることも珍しくありません。
新会社や新サービスの立ち上げ、ホームページ制作を予定している場合は、早い段階で希望するドメインが取得可能か確認しておくことをおすすめします。
まとめ:会社のドメインは「10年使う名前」と考えて決めよう
企業ホームページのドメイン名を決めるときは、
- 会社名・店舗名・ブランド名を基本にする
- 日本語の会社名ならローマ字・英語表記・略称から考える
- 株式会社などの法人格は無理に入れない
- できるだけ短く覚えやすくする
- メールアドレスにしたときの使いやすさも考える
- 口頭でも伝えやすい名前にする
- ハイフンを増やしすぎない
- SEO目的でキーワードを詰め込みすぎない
- 将来の事業展開も考える
といったポイントを意識してみてください。
ドメインは単なるホームページのURLではありません。
インターネット上における会社の住所であり、会社の名前の一部でもあります。
ホームページのデザインは数年後にリニューアルするかもしれません。
しかし、良いドメインであれば、その後もずっと使い続けることができます。
だからこそ、ドメイン名は「今使えればいい」ではなく、「この名前を10年使えるか?」という視点で決めることをおすすめします。
ホームページ制作をご検討中で、「どのドメインを取得すればいいか分からない」という場合は、ドメイン選びも含めて制作会社に相談してみましょう。