ホームページ制作を依頼したあと、「思っていた仕上がりと違った」「修正に時間がかかった」というトラブルは少なくありません。
その多くは、制作途中でのチェック不足が原因です。

とはいえ、専門的なことまで理解する必要はありません。
企業側が見るべきポイントを押さえておくだけで、仕上がりの満足度は格段に上がります。

この記事では、制作過程ごとに「企業側がチェックすべきポイント」と「その見方」をわかりやすく解説します。

1. 【構成・原稿段階】目的と内容が合っているか?

最初に確認すべきは、ホームページの構成案(サイトマップ)や原稿案です。
この段階で方向性を間違えると、後から修正するのが大変になります。

チェックポイント

  • 目的(集客・採用・信頼構築)に沿った内容になっているか
  • 会社の強み・特徴がきちんと入っているか
  • メインメニューに「お客様が知りたい情報」が入っているか

見方のコツ: “自分が知らない会社のホームページ”を見る気持ちで確認してみましょう。
初めて見る人に伝わる構成になっているかを意識するだけで、抜け漏れが見つかります。

2. 【デザイン段階】印象と信頼感をチェック

デザイン案を見せてもらったら、まず「好き・嫌い」ではなく、“お客様からどう見えるか”という視点で見てみましょう。

チェックポイント

  • 会社のイメージ(信頼・安心・親しみなど)が表現されているか
  • ロゴ・色・写真が一貫性を持って使われているか
  • 文字が読みやすいか(小さすぎないか・背景とのコントラストはあるか)
  • スマートフォンで見たときにもバランスが良いか

見方のコツ: 一度、会社を知らない人になったつもりで眺めてみると、「信頼できる印象か」「雰囲気が伝わるか」が見えてきます。
社内の他の人にも見せて意見をもらうのも効果的です。

3. 【コーディング段階】動作と使いやすさをチェック

デザインが完成すると、実際に動くサイト(テスト版)が確認できます。
この段階では、見た目よりも使いやすさ・分かりやすさを重点的に見ましょう。

チェックポイント

  • ボタンやリンクが正しく動くか
  • スマホ表示でレイアウトが崩れていないか
  • 問い合わせフォームが正しく送信できるか
  • ページの読み込み速度が遅すぎないか

見方のコツ: スマホとパソコンの両方でチェックするのがポイントです。
さらに、「お客様が実際に使う導線(トップ→サービス→お問い合わせ)」を実際にクリックして試すと、改善点が見えてきます。

4. 【公開直前】最終チェックで見落としを防ぐ

いよいよ公開目前。最後に確認すべきは「誤字脱字」や「情報の正確さ」です。
小さなミスでも、公開後は信用に関わることもあります。

チェックポイント

  • 住所・電話番号・メールアドレスが正しいか
  • 営業時間・休業日などに誤りがないか
  • リンク先やダウンロードデータが正しいか
  • 写真の人物・製品などに差し替え漏れがないか

見方のコツ: 印刷して紙でチェックすると、誤字や表記ゆれに気づきやすくなります。
また、別の部署や社員に確認してもらうと、第三者目線でミスを防げます。

5. 【公開後】動作と反応を確認する

公開したあとも、最初の1〜2週間は細かくチェックしておきましょう。

この段階で気づいた点を制作会社にフィードバックしておくと、より完成度の高いホームページに仕上がります。

まとめ:チェックは“任せないこと”が大切

ホームページ制作は、任せきりにすると「完成したけど思っていたのと違う」となりがちです。
ですが、見るべきポイントを押さえておけば、専門知識がなくても十分に良いサイトを作ることができます。

構成では「目的と内容」、デザインでは「印象と信頼感」、動作では「使いやすさ」。
この3つを意識するだけで、プロと同じ目線で確認できるようになります。

アバウトネットは、制作過程を“お客様と一緒に進める”スタイルを大切にしています。
一緒にチェックしながら、納得のいくホームページを作っていきましょう。

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