「ホームページが見られない!」「メールが送れない!」 突然そんなトラブルが起きると、焦ってすぐに「おかしいんだけど!」と連絡してしまいがちです。
ですが、実は“伝え方”ひとつで解決スピードは大きく変わります。 問題の内容を正確に伝えることで、サポート側はすぐに原因を特定でき、対応がスムーズになります。
この記事では、ホームページやメールなどのトラブルをできるだけ早く解決してもらうための伝え方のコツを紹介します。
1. まずは「何が」「どうなっているか」を具体的に
「ホームページがおかしい」「メールが使えない」だけでは、サポート側は状況を正確に判断できません。 まずは次のような情報を添えて伝えましょう。
- どのページ(URL)で起きているか
- いつから発生しているか
- どんな操作をしたときに発生したか
- 他の人・他の端末でも同じ症状か
たとえば、
❌「ホームページが見られません」
⭕「昨日の夜から、スマホでトップページ(https://〜)が開かず“接続できません”と出ます」
このように具体的に伝えるだけで、原因が「サーバー」「回線」「端末」などどこにあるかをすぐに判断できます。
2. エラーメッセージは“そのまま”伝える
多くのトラブルには、実は画面上にエラーメッセージが出ています。 これを正確に伝えることが、解決への最短ルートです。
文字を打ち間違えたり意訳してしまうと、意味が変わってしまうこともあります。 可能であれば、エラー文をコピーして貼り付けるか、スクリーンショットを送るのがベストです。
例:
❌「メールが送れません」
⭕「『550 Requested action not taken: mailbox unavailable』と表示されます」
この一行だけで、原因が「相手のメールアドレスが存在しない」ことだとすぐに判明します。
3. 「どの環境」で発生しているかを伝える
同じ現象でも、使っている機器や環境によって原因が異なります。
問い合わせの際は、次のような情報も添えると非常に助かります。
- パソコンかスマートフォンか(どちらのブラウザか)
- メールソフトの種類(例:Outlook/Thunderbird/iPhone純正)
- 使用している通信環境(社内Wi-Fi/自宅/モバイル回線など)
たとえば「会社のPCでは使えないけど、スマホでは送信できる」と分かれば、 ネットワークやセキュリティ設定に原因があるとすぐに絞り込めます。
4. 「何をしたか」も重要なヒント
トラブルが起きる直前にどんな操作をしたかも、解決に役立つ情報です。
例えば──
- メールソフトを新しいパソコンに設定した
- WordPressのプラグインを更新した
- スマホを機種変更した
こうした「前後の出来事」を伝えるだけで、サポート側は短時間で原因にたどり着けます。
5. スクリーンショットや動画で見せるとさらに早い
文字で説明しにくい場合は、画面をスクリーンショット(画像)や短い動画で送ると一瞬で伝わります。
特に、「ここを押したらこうなった」といった操作系トラブルは、 画像や動画があると診断が何倍も早くなります。
※個人情報が映っている場合はモザイクを入れてから送るようにしましょう。
6. 伝えるときのポイントまとめ
- 「何が」「いつから」「どこで」起きているか
- エラーメッセージを正確に伝える
- 使っている端末や環境を伝える
- 発生直前に行った操作を伝える
- 可能ならスクリーンショットを送る
これらを押さえるだけで、サポート担当者が即座に動けるようになります。 結果として、対応スピードが2〜3倍早くなることも珍しくありません。
7. アバウトネットがサポートで大切にしていること
アバウトネットでは、トラブル対応を「修理」ではなく「連携」と考えています。
原因を特定するには、お客様からの情報が何よりの手がかり。 状況を具体的に伝えていただくことで、最短ルートで解決に導けます。
「こんなエラーが出てます」と一文添えるだけでOKです。 一緒に解決していく姿勢が、早期復旧のカギになります。


