ホームページ制作の打ち合わせをしていると、時々こんな話があります。
「昔作ったパンフレットがあるので、それをスキャンして使ってください」
「写真は紙であるので、それを取り込めば大丈夫ですよね?」
お気持ちはよく分かります。
しかし、実は紙のパンフレットや現像写真をスキャンしてホームページに使うのはおすすめできません。
今回はその理由を、できるだけ分かりやすく解説します。
1. 画質が大きく劣化する
まず大きな問題が画質です。
紙のパンフレットや写真は、印刷用の画像です。
それをスキャンすると、次のような問題が起きます。
- 写真がぼやける
- 色が変わる
- 細かい模様(網点)が出る
特にパンフレットは印刷用の加工がされているため、スキャンすると独特の模様が出てしまうことがあります。
ホームページは画面で見る媒体なので、こうした劣化は目立ちやすくなります。
2. トリミングや加工が難しい
ホームページでは、写真をそのまま使うことはほとんどありません。
- サイズ調整
- トリミング
- 色補正
などの加工を行います。
しかしスキャンした画像は画質が低く、編集耐性も弱いため、デザインに合わせて調整することが難しくなります。
3. ホームページ全体の印象が古くなる
意外と大きいのがサイト全体の印象です。
写真の画質が低いと、
- 古いホームページ
- 更新されていない会社
- 小さな会社
といった印象を与えてしまうことがあります。
ホームページでは、写真が会社のイメージを左右することも少なくありません。
4. スマートフォン表示でさらに粗く見える
最近はスマートフォンでホームページを見る人が多くなっています。
スマートフォンは画面の解像度が高いため、画質の粗さがより目立ちます。
スキャン写真は、パソコンでは気にならなくても、スマホでは粗く見えることがあります。
5. できれば元データか新しい写真を
理想的なのは次のどちらかです。
- 元の写真データを使用する
- 新しく撮影する
特に最近はスマートフォンでも十分きれいな写真が撮れるようになりました。
また、ホームページ用に撮影すると、
- 横長の写真
- 明るい写真
- 用途に合った構図
など、デザインに合わせた素材を用意できます。
まとめ:写真はホームページの印象を左右する
ホームページでは、写真がサイトの印象を大きく左右します。
パンフレットの写真をスキャンする方法は、一見手軽ですが、
- 画質が悪くなる
- 加工が難しい
- サイトの印象が古くなる
といったデメリットがあります。
できるだけ元データの写真や新しい写真を用意すると、ホームページの仕上がりも大きく変わります。
少しの工夫で、ホームページの印象はぐっと良くなります。