メールの設定をするとき、「POP」か「IMAP」を選ぶ画面を見たことはありませんか? よく分からずに「どっちでも動いたからOK」と設定してしまう方も多いですが、 実はこの2つには大きな違いがあります。
メールが消えてしまったり、ほかの端末と同期しなかったりするのは、 この設定の違いによって起きていることが多いんです。
この記事では、POP3とIMAPの違いと、それぞれのメリット・注意点を わかりやすく説明します。
1. POP3とIMAPの基本的な違い
どちらも「サーバーに届いたメールを取り込む仕組み」ですが、 メールをどこに保存するかが決定的に違います。
📥 POP3: サーバーから端末(パソコンなど)にダウンロードして保存
☁️ IMAP: サーバー上にメールを残し、端末と同期して閲覧
たとえるなら──
- POP3は「郵便受けから手紙を家に持ち帰る」
- IMAPは「郵便受けの中身を、どの端末からも覗いて見る」
どちらも正しい仕組みですが、使い方や人数によって向き・不向きがあります。
2. POP3の特徴と注意点
POP3は、サーバーからメールを取り込んで端末に保存する方式です。 一度受信すると、サーバーから削除される設定になっていることが多いです。
📌 メリット
- メールが端末に残るのでオフラインでも閲覧できる
- サーバー容量をあまり使わない
- 他の人がメールを消しても自分の端末には残る
⚠️ 注意点
- 別の端末で見たメールは反映されない(複数端末では不便)
- 端末が壊れるとメールが消えることがある(バックアップ必須)
POP3は「一人で一台のパソコンで使う」場合に向いています。
3. IMAPの特徴と注意点
IMAPは、サーバー上にメールを残しながら、 複数の端末(パソコン・スマホなど)と同期して利用できる方式です。
📌 メリット
- どの端末でも同じ受信トレイが見られる
- 送信済みや削除もすべて同期される
- スマホ・パソコンなど複数端末の併用に便利
⚠️ 注意点
- サーバー上の容量がいっぱいになると受信できなくなる
- 複数人で同じアカウントを共有していると、誰かが削除したメールが全員から消える
- 意図せず整理されたメールが他の人にも反映されることがある
つまりIMAPは「一人が複数端末で使う」のに便利ですが、 「複数人で共有」する場合はトラブルになりやすいのです。
4. どちらが良いかは「使い方」で決まる
| 使い方のタイプ | おすすめ設定 |
|---|---|
| 1人で1台のパソコンで使う | POP3(端末保存型) |
| 1人がスマホとパソコンで使う | IMAP(同期型) |
| 複数人で同じメールを確認・管理する | どちらも注意。運用ルールを決めて共有を工夫 |
どちらが「正解」というよりも、運用ルールに合わせて選ぶのが大切です。 特に共有メールをIMAPで使う場合は、「削除や整理のルール」を社内で決めておきましょう。
5. アバウトネットがサポートできること
アバウトネットでは、POP/IMAPの違いを踏まえた上で、 お客様の運用方法に合ったメール設定をご提案しています。
- メールアカウントの設定確認
- サーバー容量・バックアップのサポート
- 複数人での安全なメール共有方法のアドバイス
「どっちで設定したらいいか分からない」という段階でも大丈夫です。 使い方をお聞きして、最適な運用方法をご案内します。