「デザインはきれいだけど、内容がしっくりこない」「完成したけど会社の強みが伝わらない」──
  ホームページ制作の現場でよくある失敗の多くは、“任せる範囲を間違えた”ことにあります。
ホームページ制作は、すべてを制作会社に丸投げすれば良いわけではありません。
  一方で、専門的な部分を自社で抱え込もうとしてもうまくいきません。
この記事では、制作をスムーズに進めるために、自社で決めておくべきこととプロに任せるべきことを整理して解説します。
1. 自社で“必ず決めておくべきこと”
ここを他人任せにすると、方向性がブレたり、完成後に「なんか違う」と感じる原因になります。
  ホームページの“中身”を作るのは会社自身。この軸をしっかり決めておくことが大切です。
① ホームページの目的
まずは「何のために作るのか」を明確にすることが最重要です。
- 新規顧客の獲得
- 採用活動の強化
- 既存顧客への信頼向上
- ブランドイメージの刷新
この目的を制作会社にしっかり伝えることで、デザイン・構成・導線のすべてがズレずに進みます。
② 会社の強み・特徴
「他社と比べて何が違うのか」を明確にするのは自社の仕事です。
  プロは文章を整えたり見せ方を工夫したりできますが、“核となる内容”は企業自身でしか決められません。
社長やスタッフの想い、こだわり、選ばれている理由──これらを整理して伝えることで、ホームページの“心”が決まります。
③ 掲載する基本情報
住所・営業時間・電話番号・サービス内容・価格などの正確な情報は、必ず自社で用意しましょう。
  間違った情報が掲載されると、信用を失うだけでなく、問い合わせの機会も逃してしまいます。
④ 写真・素材の方向性
どんな写真を使いたいか、どんな雰囲気を出したいかは、会社のイメージに関わる部分です。
  アバウトネットではプロカメラマン撮影のオプションもありますが、「どんな印象を伝えたいか」は企業側で決めておくと、撮影もスムーズに進みます。
2. プロに“任せるべきこと”
逆に、専門的な知識や経験が必要な部分は、迷わずプロに任せるのが得策です。
  自社でやろうとして時間を浪費したり、完成度が下がってしまうケースが非常に多い領域です。
① デザインとレイアウト設計
「見た目」は感覚で決めがちですが、実はデザインには目的を達成するための導線設計があります。
  文字の大きさ、余白の取り方、スマホ表示など、細部まで考え抜かれているのがプロの仕事です。
「かっこいい」「おしゃれ」だけでなく、見やすく伝わるデザインを作るのがプロの役割です。
② コーディング・システム設定
WordPressやサーバー設定、セキュリティ対策などの技術的な部分は完全に専門領域です。
  自社で手を入れると、思わぬ不具合が発生することもあります。
ここは安心してプロに任せ、“中身の整理と発信”に集中するのが最も効率的です。
③ SEO(検索対策)・構成設計
どんなキーワードで検索されるか、どんな構成にすれば伝わりやすいか──
  こうした設計は経験とデータの積み重ねが必要です。
  プロが市場や競合を分析して構成を組み立てることで、成果につながるホームページになります。
3. 成功する制作は“共同作業”
ホームページ制作は、「丸投げでも、全部自分でもない」のが理想です。
  自社が“方向”を決め、プロが“形”にする。この協力関係がうまく機能すると、短期間でも満足度の高いサイトが完成します。
アバウトネットでは、ヒアリング段階でしっかりと「想い」「目的」「強み」を聞き取り、それをもとにデザイン・構成を提案します。
  お客様の言葉をそのままデザインに反映する、“共につくるスタイル”を大切にしています。
まとめ:任せる部分と決める部分を整理すれば失敗しない
ホームページ制作の成功は、どれだけ良いデザインを作るかではなく、どれだけ明確な方向性を共有できるかにかかっています。
自社で決めるべきこと(目的・強み・情報)をしっかり整理し、
  プロに任せるべきこと(デザイン・技術・SEO)を信頼して委ねる。
  そのバランスが、最も成果につながるホームページづくりの基本です。
アバウトネットでは、初回のヒアリングから運用まで、企業の想いを形にするサポートを行っています。
  「何から決めればいいかわからない」という段階でも、お気軽にご相談ください。


